手紙と家族葬

桜の花の蕾もほころび始めました。
皆様お変わりなくおすごしですか。 
私が先日ご葬儀を担当させていただいた方は 生前 書道の先生をされていました。
生徒さんお二人が別々に 事前に相談にみえた際も 生前に先生が慕われていた様子が感じ取れました。
その相談翌日にはお亡くなりになり ご安置させていただきました。
その時に気づいたことは 私も若かりし頃 数年書道を教わった経緯があったということでした。
生前のにこやかな笑顔と子供の生徒さんと関わっていた姿が思い出されました。
喪主である旦那様と奥様の遺作の書の短歌を詠んでみました。
読売に出され賞をとったものとの事で 味わいのある作品でした。
作品を前にし 喪主様は奥様に手紙を書きました。
「こうやって書いていると 涙が出てくるね。
 最後に感謝のことばをと思ってね。」
 と再び筆を取り始めました。

喪主様の思いは伝わったようで お棺の中のご故人様はにっこりとほほ笑んでいるように感じられました。

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